あなたの歯は咬み合いますか?
2021年9月8日
こんにちは。
東急田園都市線「二子玉川」駅玉川から徒歩7分にある玉川中央歯科クリニックです。
歯並びが整っているように見えても、固いものが噛めない、しっかりと上下の歯が噛み合わないということもあります。
今回は歯の咬み合わせについてお話します。
咬み合わせの大切さ
噛むという行為は、しっかりものを噛み砕いて食べるのに欠かせません。
しっかり噛み砕くことで、胃腸への負担を減らせますし、だ液もたくさん出てきます。
また、力を入れる時にも人は歯を噛みしめます。しっかりと歯を噛みしめられると、筋力が4~6%ほどアップすると言われています。陸上競技でもスタートダッシュの時には歯を噛みしめると早く走り出しやすいと言われています。
アスリートの間では噛むことと運動能力との関係は有名で、そのためスポーツ用のマウスピースも数多く販売されています。
噛むことと病気予防にも関係があります。
毎日しっかりと噛んでいると、お口のまわりの筋力が維持されて誤嚥しにくくなります。そのため、誤嚥性肺炎の予防にも繫がります。
また、噛むという行為は脳に刺激を与えるため、認知症予防にもなります。
ところが、咬み合わせが悪いと「しっかり噛む」ことができなくなってしまいます。お口や全身の健康づくりや、運動能力のアップを考えたら、咬み合わせを整えることは欠かせないのです。
咬み合わせと顎の関係
咬み合わせが悪いと、片側でばかり噛んだり、決まった歯に負担がかかったりします。
すると片方の顎の関節に負担がかかったり、決まった歯にダメージが蓄積していきます。そのため、顎の関節を傷めたりずれてしまったり、また歯が折れる・割れることもあるのです。
顎や歯を守るためにも、咬み合わせの調整は重要です。
あなたのお口の咬み合わせチェック
☑上下の歯のズレ
大きめの鏡の前で、背筋を伸ばして鏡を見つめ、口を「い」の形にしましょう。上下の前歯の中心がズレていたら咬み合わせが悪いかもしれません。
☑咬み合わせが斜め
1本の割り箸や竹串などを口の奥にくわえ、左右の奥歯で同時に噛みます。割り箸や竹串などが斜めに傾いていたら、咬み合わせがズレているのかもしれません。
☑奥歯の咬み合わせ音が違う
上下の奥歯を咬み合わせて、カチカチ鳴らしましょう。左右の歯の音が違ったら、咬み合わせのバランスが悪い可能性ギアあります。
☑顎関節の違和感や音
両手の人さし指を左右の耳のつけ根の下に当てて、口を「い」の形にしたら、ゆっくり口を開閉します。口を開いた時に顎が左右にずれたりガクッとしたり、コツコツと音がしたら、顎関節のトラブルかもしれません。
☑口が大きく開かない
鏡の前に立ち、できるだけ大きく口を開けます。上唇と下唇の間に人さし指・中指・薬指の3本分のスペースが空いていたら、正常です。スペースが小さい場合は顎関節にトラブルが起きているかもしれません。
咬み合わせのトラブルは自分でも気づかないうちに起こっていることがあります。
上のチェック項目に該当したら、ぜひお気軽に当院までご相談ください。